入社して最初の1、2年はシステム本部でエンジニアとしてのものづくりやシステムの構築をやっていました。入社から3年目には、プロジェクトのリーダーを任され、現在ではさらに上流工程を担うプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトの全体を管理しています。KELでは若いうちから責任ある仕事をさせてもらえるのですが、初めてプロジェクトリーダーを任されたときは、「私にできるのだろうか」と思ったのが正直なところです。でも、ただ任せるだけではなく、先輩や上司がサポートしてくれるので心配はありませんでした。それに若いうちに責任感が身に付くことで、プロジェクトのメンバーはもちろん、お客様からの信頼にも繋がります。そういう信頼感を得ることは純粋にうれしいことですし、それを早いうちに味わえることは、さらなる成長へのモチベーションにもなるんですよ。
現在は、プロジェクトマネージャーとして、プロジェクトの基礎となる計画書作りから、スケジュールの策定、実際の作業が始まったら進捗管理をしながら、メンバーを束ね、お客様とも定例会を重ね、プロジェクトの終結まで持っていくことを目的としています。プロジェクトマネージャーとして大切なことは、何よりお客様とメンバーとのコミュニケーション。プロジェクトによってはメンバーが20名になることもあるので、それを束ねるのは大変ですし、お客様の作りたいものをお話の表面的な内容だけでなく、その先にあるニーズまで深く読み解く"傾聴力"も必要です。案件によっては3ヶ月で終わることもあれば、2年という長期のものもあります。責任ある立場だからこそ、プロジェクトを無事に終えられたときの達成感は大きいですね。
ある時、すでに進んでいたプロジェクトでトラブルが発生して、急遽、私がプロジェクトマネージャーになることになりました。いわゆる“トラブル案件”ですが、私がお客様との関係を再構築できなければ、プロジェクトがなくなるばかりか、そのお客様とのお付き合いもなくなってしまうため責任は重大です。そこで、まずはなぜプロジェクトマネージャーが交代しなければならなかったかの謎解きから始めました。つまり、お客様が何を求めているかを理解しようと、担当の課長やプロジェクトのメンバーとも話して、いろいろな意見をもらいました。その上でどういう方向へ持っていくかのイメージを明確にしたのです。さらに、お客様に対しては、私の経歴と実績を示して、「私ならばお任せいただいて大丈夫です」という自信をお見せしました。結果として、プロジェクトは継続で任せていただくことになり、トラブルもなく無事にすべて納品することができました。すべてが終わった後、お客様からのアンケートで5段階評価の5をいただき、さらにひと言「KELに頼んで良かったです」とまで書いてもらうことができました。その時はやはりうれしかったですね。
KELはマルチベンダーであることが強みで、お客様のニーズに対して、いろいろな製品を組み合わせられます。言うなれば、提案できないことはないという強みがあります。これからもプロジェクトマネージャーという立場で、まだ自分が扱ったことのないプロダクトや製品にも挑戦していきたいと思っています。技術的にも知識的にも成長して、より大きな規模の案件を担当していきたいですね。
小さな子供が2人いるのですが、長男とはそろそろ一緒に野球ができそうです。普段の休日には、子供と公園に行ったりして遊ぶのが何よりのリフレッシュになりますね。最近、子供と遊ぶのが楽しくて自分では野球はしなくなりましたが、野球観戦も好きなので、東京ドームに行ったりもしています。
自分ではそう思っていなかったが、小さな頃から両親や友人から、「友達も多いし、すぐに友達になれる」と言われており、実はコミュニケーション力が高い模様。プロジェクトマネージャーにとって大事な能力なので活かしていきたい。
プロジェクトマネージャーとして、メンバーと同じ方向を向いて彼らを引っ張っていかなければなりません。だからこそ、トラブルなくプロジェクトを終えたときに、お客様からこう言われたときには、やりがいを感じました。