期待と不安を抱えて歩き出す新人の悩みや疑問をしっかり受け止めて必ず答えを返す先輩でありたい。

コツコツと物事を積み上げていけるのが営業担当である私の一番の持ち味です。

入社から3年間は主に、金融業界のお客様に対してサーバー、ストレージの入れ替え、更新を提案していました。入社1年目を振り返った時、鮮明に甦ってくるのは、指導係の先輩が担当しているお客様先へ初めて同行した時のことです。私は先輩の隣で話を聞いていたのですが、お客様との会話の内容がまったく理解できず、分からないことを書き留めようと用意していたノートの1ページ目は、ほとんど白紙のままでした。それが我ながら衝撃的でしたので、以降は先輩とお客様の会話に集中して専門用語を聞き分け、ノートに書き留めては調べる毎日。そうしているうちに1年が過ぎていきましたので、2年目を迎えた時も自信と呼べるほどのものはつかめていなかったですね。ただ、とりたてて不安もありませんでした。時間の許す限り学び、吸収したという実感が、確かにあったのだと思います。
金融業界向けの案件で印象に残っているのは、入社3年目に大手銀行系列のSI企業に対して提案したストレージの増設ですね。提案させていただいた直後にお客様側の担当者が変わったため、容量と予算が何度も変更となり、そのたびに見積書を出し直すことになりましたが、私の持ち味は粘り強くコツコツと物事を積み上げていけるところ。受注決定まで7カ月という時間を要しましたが、ライバル企業には絶対に渡せないお客様との契約を更新し、自己最高の売上を記録したことが大きな自信になりました。

いろんな人を巻き込んでいくことで受注できた時の喜びや達成感が大きくなります。

現在は、物流、サービス、食品メーカー、監査法人など、幅広い業界のお客様に対してITソリューションの提案営業を行っています。KELはマルチベンダーなので扱う製品は膨大な数に上ります。営業本部内のセクションが再編成された昨年からは、スイッチングハブやルータ、ファイヤーウォールなど、これまではあまり提案する機会がなかったネットワーク機器も扱うようになりました。お客様に最も近い場所で仕事をする営業担当は、今まで以上に多くの製品の性能や互換性、価格などについて理解を深めることが求められていますが、一人ですべてを抱え込むつもりはありません。
私の役割は、お客様が今、どんな課題を抱えていて、どうすればそれを解決できるかを考えることです。そのために必要な製品、最適な構成は、仲間の力を借りて検討します。KELには技術面、製品面ともに頼りになるプリセールスが揃っていますし、コミュニケーションスキルの高いSEもたくさんいますので、お客様先での商談や打ち合わせに同行してもらうことも多いですね。受注できた時の喜びや達成感は、こうしていろんな人を巻き込んでいくことでより大きくなると思っています。
これからはOJTの指導係として皆さんに仕事を教える機会があるかもしれません。私自身、1年目は分からないことがあまりにも多かったので、どんなに些細なことも遠慮なく相談できる先輩でありたいですね。状況によってはすぐに対応できないこともあると思いますが、答えは必ず返します。

オフタイム

高校まで真剣に取り組んできた野球を、会社の部活で再開しました。ポジションはキャッチャーです。春夏にはIT商社のリーグ戦(8チーム)に出場しますので2カ月に一度くらいはみんなで集まって練習しています。めったに勝てないチームですが、草野球を楽しみたい方、ぜひ入部してください。夏季休暇はほとんど海外で過ごします。野球は観るのも好きなので昨年はメジャーリーグを観戦。今年はアマチュア野球を観たくてキューバへ行き、帰りにカナダに寄ってブルージェイズのゲームを観ました。

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ある1日のスケジュール

8:50 出社
メールチェック、スケジュールの整理・確認、客先訪問の準備。
10:30 客先訪問
訪問先は首都圏に営業拠点を持つ物流会社、サービス会社、食品メーカー、監査法人など。
12:00 訪問先の近くで昼食
空いている店を探して手早く済ませる。コンビニを利用することも多い。
13:00 客先訪問
見積書を提出した案件について具体的な提案を行い、次回までの宿題を持ち帰る。提案する製品はサーバー、ストレージ、ネットワーク機器が中心。
16:00 帰社
メールチェック、お客様にいただいた宿題への回答準備、見積書作成、翌日の客先訪問用資料の作成など。
17:00 課内ミーティング
月に一度は全課員が集まってそれぞれが担当している案件の進捗状況を報告。
18:30 退社
ウィークデーはまっすぐ帰宅が基本。新歓などの飲み会には参加することもあるが、気が進まない時ははっきりと断る。

プロフィール

就職活動を始める時、最も興味を持っていたのがIT業界。文系なのでエンジニアになるのは難しいと考えSI企業の営業職を志望。KELは二次面接後の懇親会で、仕事内容から、残業時間、給与、休日の日数、飲み会の数まで、営業職の先輩にすべてを聞いたうえで入社を決めた。

心に残るお客さまからのひとこと

「エンジニアじゃないのに、
ご苦労さん」

運用中のサーバーにエラーが発生したと電話で連絡を受け、状況をヒアリングして、社内のSE、プリセールスと一緒にお客様先へ入った時にかけていただいた言葉です。こういう場合、営業担当はお客様と当社のエンジニアとの橋渡し役であり、現場でできることはないのですが、お客様の気遣いがとても嬉しかったですね。信頼を実感した瞬間でもありました。

※内容は取材当時(2017年12月)のものです。

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