人事ビジョン

  1. HOME
  2. 企業情報
  3. サステナビリティ
  4. 人事ビジョン

個と組織が共に成長する関係の構築のため、人事ビジョン「Human Capital Goals(HCGs)」を策定

多様な人財の自律的な成長と個の力の最大化を支援し、お客様への貢献を通したウェルビーイングの実現へ

当社は、企業理念とMissionに連動した「人的資本経営」およびその中長期的な目標(Goals)として人事ビジョンを策定しています。
人事ビジョンは「Human Capital Goals(HCGs)」をテーマに掲げ、当社グループの人的資本経営に関する主要な目標として「自律型人財・グローバル人財の育成」、「エンゲージメント・ウェルビーイングの向上」、「DE&Iの推進」の3つを定めています。

1.人事ビジョンについて

人事ビジョンの概念図

人事ビジョン 「Human Capital Goals (HCGs)」

KELグループは、企業理念である「お客様第一主義」を実現するため、社員一人ひとりの個性や価値観を尊重し、 お互いの力を最大限に活かすことができる環境を整備するとともに、個と組織が共に成長する関係を構築します。
お客様やパートナー様などさまざまなステークホルダーと価値を共創することで、お客様の抱える重要な課題の解決に向けた価値を提供し続けます。

自律型人財・グローバル人財の育成

KELらしい人財の採用に加えて、自律的な成長と自己実現の場を提供し、価値創造への挑戦を後押しすることで、自律的なキャリア形成を支援します。

エンゲージメント・ウェルビーイングの向上

社員がやりがいを持ってイキイキと幸せに働ける就業環境を整えることでエンゲージメントを高めます。社員の働きがい、報酬、健康がほどよく調和し、肉体的にも精神的にも社会的にも豊かになれる会社を目指します。

DE&Iの推進

多様な人財が集い、互いの力を最大限に活かし、高め合うことができる環境の構築を目指します。すべての社員が安心して自分らしく働き続けることのできる職場環境づくりを行います。
また、人事ビジョンの策定に先立つ2024年4月に、営業部門、技術・サービス部門、本社機構に人財育成と健康経営、DE&I推進の担当組織を設置しています。それぞれの組織が部門の垣根を越え、三位一体となって連携し、協力し合える環境を構築することにより、3つの目標の達成に取り組んでいます。

2.担当組織の設置

(1)営業部門に「人材開発・業務推進センター」を設置

KELグループは、お客様のDXに伴走する戦略的ITパートナーを目指して、直にお客様の課題やご要望にお応えすべく「エンドユーザー志向」を追求しています。
営業パーソンとしてお客様との信頼関係を築くには、顕在化していないお客様のニーズを発掘する対応力や柔軟性、スピード感など、総合的な能力が求められます。そして、案件単位ではなくお客様の企業・組織全体を俯瞰的にとらえた最適な提案を行える必要があります。
人材開発・業務推進センターでは、営業パーソンとして「目指す姿」を設定した上で、バックキャスティングでの教育計画を立案し、体系的な教育・研修に取り組んでいます。
具体的には、基礎固めの時期における教育内容のばらつき防止と現場教育の負荷低減のため、新人研修期間を長く設けて教育の標準化を図っています。また、新人以降の年次や勤続年数に応じて求められる役割とスキルを明確化し、配属部門でのOJT(On the Job Training)と職能別・階層別の研修を組み合わせることにより、早期の自律的人財の育成に寄与します。
加えて、働き方の多様化への対応と業務負荷の軽減のため、営業活動の分業化や業務プロセスにおける「ムリ・ムダ・ムラ」の可視化と見直しを進めています。さらに今後、顧客データの分析や各種ツールの有効活用により、業務効率化を推進していきます。

(2)技術・サービス部門に「エンジニアイネーブルメントユニット」を設置

KELグループには1,000名を超えるエンジニアが社員として在籍しています。テクノロジーの進化・高度化とともに、DXの推進に伴うビジネス要件の複雑化が急速に進む中、多数のエンジニア人財を擁するグループ体制は、競争力の源泉となっています。
しかしながら、デジタル化社会の発展に伴う需要増加に加えて、人手不足や労働人口の減少も要因となり、エンジニアの確保は慢性的な課題となっています。こうした状況下で、技術・サービス部門では2019年より戦略的な人財育成の取り組みを推進し、それぞれのエンジニアが成果を出し続けられる環境と仕組みづくりに注力しています。
具体的には、ITスキル標準(ITSS)をベースとして、KELグループのエンジニアの職種の分類と、レベル評価を整理したキャリアパスを策定、可視化しています。職種ごとの中期的な目標人数を設定することで、具体的な育成プランの立案を促進しています。
また、新人教育においてはグループ会社合同にて長期の研修期間を設け、インプットとアウトプットのバランスを加味した教育を行うなど、企業の持続的成長を支える将来世代に向けた投資を行っています。
さらに、人財育成にあたっては自社リソースだけでなく、ベンダーの協力・支援に基づく資格取得やe-Learning教材なども活用し、企業理念に掲げる「新しい価値の創造」に取り組んでいます。

  • ITスキル標準(ITSS、IT Skill Standard):高度IT人材の育成を目的として作成された、ITに関する能力を評価する指標。2002年12月に経済産業省が公表し、現在は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって管理されている。

(3)本社機構、人事総務部に「健康推進室」を設置

KELは、人的資本経営の一環として健康経営に取り組み、2021年3月には健康経営宣言を制定・公表し、推進しています。結果、4年連続で健康経営優良法人に認定されるとともに、直近2024年にはホワイト500に初認定されるなど、社員の健康保持・増進への積極的な取り組みが外部からも評価されています。
今後、さらなる健康経営の推進のため、本社機構の人事総務部に「健康推進室」を設置しています。健康推進室が主管部門となり、エンゲージメントサーベイなどの職場環境の測定結果を踏まえた、従業員が理想とする働き方と新たな健康施策を検討していきます。
女性活躍推進のために、女性のリーダー登用はもとより、ライフイベントとキャリア形成を両立できるように柔軟な働き方を選択できる環境整備を図っています。また、性別を問わずに仕事と育児が両立できるように支援する制度を拡充しています。
さらに、パフォーマンスの向上やコミュニケーション不足の解消を目的に、1on1ミーティングをグループ全体で導入していきます。こうした「やりがい」と高める施策に加えて、KELの全拠点でオフィスの移転やリニューアルを実施するなど「働きやすさ」につながる人的投資・設備投資をバランスよく実施していきます。
KELグループは人事ビジョン「HCGs」の実現を通じて、社員一人ひとりと会社・組織が共に成長する関係を構築します。そして、テクノロジーが急速に変化する不確実性の高い時代においても、お客様の真の課題を解決するとともに、既存の事業領域にとらわれることなく、新しい価値を創造する企業集団へと飛躍してまいります。

関連リンク

「健康経営優良法人2024~ホワイト500~」認定に関するお知らせ
新たな出産・育児休暇制度「ハローベビー休暇」を導入
健康経営宣言の改定および健康経営優良法人2023認定に関するお知らせ
働き方改革とウェルビーイング実現に向け、東京本社オフィスをリニューアル