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2020.04.28 プレスリリース 兼松エレクトロニクスとエクイニクス、ハイブリッドクラウド領域のビジネス拡大に向け、戦略的パートナーシップを強化

-エクイニクスがグローバルに展開するIBXデータセンターと「KEL Briefing Center東京・大阪」を接続、

オンプレミスVMware製品環境と複数のパブリッククラウド連携で構成した最先端のデモ環境を実現-

2020年4月28日
兼松エレクトロニクス株式会社
エクイニクス・ジャパン株式会社

兼松エレクトロニクス株式会社(社長:渡辺 亮、本社:東京都中央区 以下KEL)とエクイニクス・ジャパン株式会社(代表取締役:キャスリン・アーネル、本社:東京都中央区、以下エクイニクス)は、ハイブリッドクラウド領域でのビジネス拡大に向けて、戦略的パートナーシップを強化することを発表します。
エクイニクスがグローバルに展開するInternational Business Exchange™ (IBX®) データセンター(以下IBXデータセンター)と、KELが東京と大阪の2拠点に常設している「KEL Briefing Center」を物理的および仮想的に接続し、オンプレミスVMware製品環境から複数のパブリッククラウドへシームレスに連携するデモ環境を実現しました。両社はお客様のハイブリッド・マルチクラウドやSD-WANを活用した次世代のエンタープライズIT環境の早期実現や信頼性の実装への支援を通じ、お客様のビジネス課題解決に貢献していきます。

1.【 パートナーシップ強化の背景 】

近年、変化の激しいビジネス環境に対応するため、柔軟性・信頼性・費用対効果などの種々の要件を満たしたITシステム基盤が求められております。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現と、「2025年の崖」(※1)への備えとして、オンプレミスでのITシステム構築に加え、即時性や柔軟性を求めてパブリッククラウドを活用し、自社のシステム運用に組み込む、「ハイブリッドクラウド」へのお客様のニーズが高まっております。

こうした激動の時代を背景として、各ベンダーにおいても、ハイブリッド/マルチクラウド連携を視野にいれたサービスやソリューションを展開しております。しかしながら、パブリッククラウドの注意点の一つとされる遅延の問題や、障害発生時のバックアップ、コスト面の検討など、ハイブリッド/マルチクラウドの活用には、その特性を見極め、最適な組み合わせを構築するためのノウハウが重要となります。

KELでは長年、オンプレミスまたはVMwareを中核技術とした仮想化ソリューションによる企業のプライベートクラウド構築を中心としてビジネスを展開してまいりましたが、ITシステム基盤の柔軟性・信頼性・費用対効果など、お客様のビジネス課題の解決を支援するため、ハイブリッド/マルチクラウドビジネスを推進することといたしました。

また、エクイニクスは、グローバルに展開する高品質なデータセンターサービスと、数多くのパブリッククラウドサービスへの接続を可能にするインターコネクションの豊富な実績があり、市場から高い評価をいただいています。

以上から、この度両社の強みを最大限に生かしつつシナジーを創出し、お客様のベネフィットを最大化するため、戦略的パートナーシップを強化し、ハイブリッドクラウド領域のビジネス拡大を図ることとなりました。

具体的には、エクイニクスがグローバルに展開するIBXデータセンターと、KELが東京と大阪の2拠点に常設している「KEL Briefing Center」を接続し、オンプレミスVMware製品環境から複数のパブリッククラウドへシームレスに連携するデモ環境を構築、システム基盤の更改やハイブリッド/マルチクラウドの活用をご検討されているお客様のため、最先端の技術を体験いただく環境を整備しております。今後もKELとエクイニクスは両社の強みを活かし、お客様におけるDXの実現、ビジネスの価値創出のためのITの活用を積極的に支援してまいります。


(※1)出典:2018年9月、経済産業省「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」


2.【 ハイブリッド/マルチクラウドにおける両社の強み 】

KELは、ホストコンピュータの時代から、常にお客様に最適なインフラの提案・構築を実現し、特定のベンダーに依存しない「お客様に最適なマルチベンダーを活用する」という立場で、幅広い視野を持って各種製品・サービスを見極め、最適と思われる組み合わせをご提案してまいりました。

2008年には、VMware パートナープログラムの最上位レベルである「VIP プレミアパートナー」を国内で初めて認定された1社となり、幅広い業種・業態の企業および団体へ仮想化技術を導入、その実績は500社以上となっています。クラウドコンピューティングにおいても、今回のエクイニクスとの協業をはじめ多くの企業と連携し、マルチベンダーとしてお客様のさまざまなニーズに応えられるインフラづくりを目指しております。パブリッククラウドに対する取り組みとしても、「VMware Cloud™ on AWS」を独自に検証、性能の確認や効果的な活用を検討して、知見を蓄積しており、オンプレミスVMware製品環境からAWS、Microsoft Azureなどパブリッククラウドへの移行も支援してまいります。

エクイニクスは、一貫性のある高品質なIBXデータセンターとインターコネクションサービスを世界26ケ国、55都市圏の210拠点において提供しています。日本では東京11拠点、大阪2拠点のデータセンターを運営しています。また、Equinix Cloud Exchange Fabric™(以下ECX Fabric™)サービスというSDN(ソフトウェア・デファインド・ネットワーク)ベースのインターコネクションサービスを世界40以上の都市圏で提供しています。ECX Fabricを利用することで、お客様はAmazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloudといったグローバルパブリッククラウドサービスやネットワークサービスと、セキュアなダイレクト接続を簡易かつ迅速に実現することができます。また、日本においては、サービスデプロイメントに際して、マネージドサービスを利用することも可能です。

エクイニクスが提供するPlatform Equinixは、上記IBXデータセンターと、ECX Fabric等のインターコネクション、その他サービス群によって構成されるグローバルプラットフォームです。これらは世界全体で1,800以上のネットワーク、2,900以上のクラウドおよびITプロバイダーを含む、約10,000社のお客様にご利用いただいています。この度「KEL Briefing Center」がエクイニクスIBXと直接接続されることで、「KEL Briefing Center」のをご利用するお客様はこれらの豊富なデジタルエコシステムを活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を見据えた次世代ITプラットフォームの体験と検証をすることが可能となります。

3.【 ハイブリッド/マルチクラウドソリューション 】

以下のハイブリッド/マルチクラウドソリューションの提供を予定しております。

(1)ハイブリッドクラウドVMware vSphere®ソリューション
(2)バックアップ/BCP対策ソリューション
(3)ハイブリッドクラウドヘルスモニタリングソリューション
(4)SD-WANネットワーク経路最適化ソリューション
(5)マルチクラウドプラットフォームソリューション
(6)ハイブリッドクラウドエンドポイントセキュリティソリューション

4.【 デモ環境構成イメージ 】

equinix_image01.png

5.【 今後の展開 】

KELでは、2020年3月期を初年度とする中期経営計画の重点施策の一つとして「技術革新によるICT環境の高度化、複雑化への柔軟な対応―アライアンスによるマルチクラウドやデジタルトランスフォーメーション(DX)、柔軟なITサービスなどへの取り組み―」を掲げており、今回の発表は、その施策の具体的事例となります。

ハイブリッド/マルチクラウドのニーズ活用をご検討されているお客様に展開し、ハイブリッド/マルチクラウド関連ビジネスに関して、2020年から2022年末までの累計で導入社数60社、30億円のビジネス規模に拡大することを目標としております。

また、将来的にはこのデモ環境を拡充して対応領域の拡大を図るとともに、お客様における活用事例を蓄積していくことで、KEL Briefing Centerでの新たなセッションへの展開を図ってまいります。

6.【 兼松エレクトロニクス株式会社の概要 】

(1)商号:兼松エレクトロニクス株式会社(英文表記:Kanematsu Electronics Ltd.)
(2)事業内容:IT(情報通信技術)を基盤に企業の情報システムに関する設計・構築、運用サービスおよびシステムコンサルティングとITシステム製品およびソフトウェアの販売、賃貸・リース、保守および開発・製造、労働者派遣事業
(3)本店所在地:〒104-8338 東京都中央区京橋2-13-10
(4)代表者:代表取締役社長 渡辺 亮
(5)資本金:90億3,125万円
(6)売上高:673億円(2019年3月期)
(7)従業員:1,244名(連結)・415名(単体)
(8)URL:http://www.kel.co.jp

7.【 エクイニクス・ジャパン株式会社の概要 】


(1)商号:エクイニクス・ジャパン株式会社
(2)事業内容:データセンターサービスおよびインターコネクションサービス
(3)本店所在地:東京都中央区日本橋2丁目7番1号 東京日本橋タワー35階
(4)代表者:代表取締役 キャスリン・アーネル
(5)従業員:約600名(グループ会社合計)(2020年4月現在)
(6)URL:https://www.equinix.co.jp/

*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。

【営業に関するお問い合わせ先】
兼松エレクトロニクス株式会社
ビジネス戦略・アライアンス統括室
担当:長宗            
TEL:03-5250-6676
e-mailアドレス:kel-equinix@ml.kel.co.jp

【報道関係からのお問い合わせ先】
兼松エレクトロニクス株式会社
経営企画室
担当:猿渡
TEL:03-5250-6279
e-mailアドレス:info@kel.co.jp