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2026.01.23 お知らせ 【イベントレポート】 第9回 鉄道技術展2025に出展しました
鉄道DXの推進と、重要インフラに求められる高度なセキュリティ対策をご紹介

当社は、2025年11月26日(水)~29日(土)に幕張メッセにて開催された「第9回 鉄道技術展2025」に出展しました。展示ホール5のE-32ブースにて「DX×セキュリティ両輪で鉄道の未来を支える」をテーマに掲げ、鉄道業界特有の課題に対応する製品・サービスをご紹介し、盛況の内に終えることができました。まことにありがとうございました。
本展示会には過去最多となる約3万9千人が来場し、616社・団体が出展する国内最大級の鉄道技術の総合展示会となりました。当社ブースにも1,100名を超える方々にお立ち寄りいただきました。
◆主な展示内容
車両編成業務の効率化&最適化「DELMIA Quintiq」(兼松エレクトロニクス)
バーチャルで試作・検討 / データ分析で改善!(兼松エレクトロニクス)
DX推進を支えるOTサイバーセキュリティ(TXOne Networks社製品)
ランサムウェア攻撃からの早期復旧を実現!(Rubrik社製品)
過酷環境でも止まらない堅牢PC(DELL Technologies社製品)
鉄道現場を支えるセキュリティと堅牢PC
当社ブースへの来訪者は、鉄道事業会社の電気・通信、施設・保線、車両・機械部門など現場に近い方々が半数以上を占め、生産・品質管理や設計、営業部門の方々も多数お越しになりました。運行の安全を支える現場の方々に、サイバー/フィジカル両面のセキュリティ対策をご紹介できる貴重な機会となりました。
OTセキュリティ展示コーナーでは、TXOne Networks社の産業向けサイバーセキュリティソリューションをご紹介しました。古いOSが稼働する現役システムや、パッチ適用が難しい制御端末の保護、USBメモリ等を介した脅威への対策など、現場特有の課題に対応するソリューションとして関心を集めました。
また、Rubrik社の「サイバーリカバリ」統合プラットフォームでは、ランサムウェア攻撃からの早期復旧を実現するデータ保護の仕組みをご説明しました。
フィジカル面では、Dell Technologies社の堅牢PC「Dell Latitude Rugged」を展示。MIL規格*準拠の耐衝撃性能を体感いただくため、実際に地面に落下させる実演を行い、過酷な環境でも「動き続ける」堅牢性を実証しました。
*MIL規格(ミル規格):アメリカ国防総省が定めた軍事用の品質・性能基準の総称

ブースと展示コーナーの様子

TXOne Networks OTセキュリティ製品

Rubrikの実機

堅牢PC 「Dell Latitude Rugged」落下テストの実演
車両編成業務の効率化ソリューション
今回、鉄道業界向けソリューションとして、車両編成業務の効率化と最適化を実現する「DELMIA Quintiq」をご紹介しました。近年、車両数の増加や他社線への乗り入れにより車両編成業務が複雑化し、担当者の負担増加やダイヤ乱れ時のイレギュラー対応が課題となっています。
DELMIA Quintiqは、世界標準の最適化テクノロジーを搭載したプランニングソリューションです。欧州の鉄道会社トップ3のうち2社が採用するなどグローバルで豊富な導入実績を有し、車両運用計画の自動立案や業務の見える化を実現します。属人化しがちな編成業務を標準化し、ベテラン社員の技術伝承にも貢献できるソリューションとして関心を集めました。
また、リアル空間と仮想空間を連携させる「バーチャルツインソリューション」では、現場データの見える化やシミュレーションによる業務改善の可能性をご紹介しました。

車両編成業務を効率化する「DELMIA Quintiq」

VRゴーグルによるバーチャルツイン体験
鉄道業界の未来を担う人材へ
最終日の土曜日には、お子様連れのご家族や学生の来場者が多く見られました。本展示会では今回初めて「鉄道業界探求フェア」が併催され、鉄道業界を志望する学生約1,800名がご参加。企業ブースでは採用担当者や技術者の説明に熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。
次世代の鉄道業界を担う人材確保は業界全体の課題であり、当社としても情報発信の一助となればと考えています。
なお、当社ブースではお菓子のノベルティを配布し、お子様連れのご来場者にも楽しんでいただきました。技術展示と合わせて、鉄道に興味を持つきっかけとなれば幸いです。

お子様連れのご来場者

配布した知育菓子のノベルティ
今後の展開
鉄道は社会インフラの要であり、その安定運行は国民生活に不可欠です。近年、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃が重要インフラを標的とするケースが増加しており、鉄道システムにおいてもセキュリティ対策の強化が急務となっています。政府は「能動的サイバー防御」に関する法案を2025年5月に成立させるとともに、2026年度には経済産業省による「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」の運用開始が予定されており、企業のセキュリティ対策状況を可視化する動きも本格化します。
KELグループは、鉄道業界を含む幅広い産業のお客様に対するセキュリティ分野の実績とノウハウを活かし、鉄道DXとOTセキュリティの両輪で、お客様の課題解決を総合的にご支援してまいります。
最後に、当社ブースにお立ち寄りいただきました多くの皆さまに、この場を借りて厚くお礼申しあげます。