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2025.10.10 お知らせ 【イベントレポート】 第28回ものづくりワールド大阪に出展しました

製造業サイバーセキュリティ展にて、製造現場のセキュリティ対策とDXを実現する製品・サービスをご紹介

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 当社は、10月1日(水)~3日(金)にインテックス大阪にて開催された「第28回ものづくりワールド大阪」に出展しました。「製造業サイバーセキュリティ展」にブースを構え、製造業特有のセキュリティ対策製品・サービスをご紹介し、盛況の内に終えることができました。まことにありがとうございました。
 出展ブースでは「製造現場のセキュリティ課題をワンストップで解決」をテーマに、製造業DXの推進に伴ってセキュリティリスクが増大する中、工場セキュリティ対策の始め方とポイントをご説明しました。
 なお、展示コーナーでは協賛各社と連携し、工場現場の方にもイメージしやすいように製品の実機をご用意することで、多くのご来場者にお立ち寄りいただきました。

◆主な展示内容
ここから始める工場セキュリティ(兼松エレクトロニクス)
・バーチャルで試作・検討、データ分析で改善(兼松エレクトロニクス)
・lDX推進を支えるOTサイバーセキュリティ(TXOne Networks社製品)
・世界でもっとも安全なストレージ(NetApp社製品)
・クラウド在庫管理ソフト「KG ZAICO」(兼松)


高まるOTセキュリティの機運

 7月に幕張メッセで開催された「第37回ものづくりワールド東京」に引き続き、本展でも「製造業サイバーセキュリティ展」にて出展しました。東京開催では本社の情報システム部門やDX推進部門の来場者が多くいらっしゃいましたが、今回の大阪では、より製造現場に近い部門の方々が情報収集のためにお越しになりました。
 その背景には、工場でのデジタル活用推進と各種規制対応(欧州サイバーレジリエンス法:CRA・IEC 62443・経済産業省ガイドライン・等)があり、セキュリティ機運の高まりが感じられました。
 一方、セキュリティは専門知識や経験を要する分野のため「OTセキュリティの必要性や背景、具体的な進め方を知りたい」といったお声を多数いただきました。
 KEL展示コーナーでは、IEC 62443のフレームワークにも組み込まれたPurdueモデルに基づき、工場システムを階層別に分類し、セキュリティ対策を講じていく考え方を説明しました。その具体的な対策製品・サービスとして、TXOne Networksの展示コーナーでは工場へのデータ持ち込みやOS検疫、レガシーOSに対応したEDR等をご紹介しました。
 また、NetApp展示コーナーでは、近年多発するランサムウェアなどのサイバー攻撃から重要データを保護するため、最新ストレージに搭載されているセキュリティ機能についてご説明しました。

兼松エレクトロニクス 展示コーナー

TXOne Networks 展示コーナー

ネットアップ 展示コーナー

ブース内での説明の様子



OTセキュリティの契機となる製造業DX

 工場のセキュリティ環境が変化した背景には、近年の製造業DXや工場のスマートファクトリー化が挙げられます。当社では、長年デジタルエンジニアリングビジネスにも取り組んでおり、構想段階の設計からシミュレーション、BOM構築、生産技術までのエンジニアリング領域を支援しています。
 今回は、リアル空間と仮想空間を連携するバーチャルツインなど、製造業DXを推進する包括的なソリューションを展示しました。
 さらに、兼松とのコラボレーションとして、製造業にて多くの実績を有するクラウド在庫管理アプリ「KG ZAICO」のご紹介など、ご来場者の課題やお悩みをお伺いし、課題解決に役立つ情報提供をさせていただきました。

兼松エレクトロニクス デジタルエンジニアリング 展示コーナー

兼松 展示コーナー


パートナーと連携したミニセッション

 セキュリティは単一の防御策に頼るのではなく、多層的に組み合わせてサイバーレジリエンスを向上させる必要があります。当社では、異なる強みを有するパートナー企業と共創し、セキュリティソリューションの開発に努めています。
 会期中、当社ブースではミニセッションをパートナー企業と持ち回りで実施し、OTセキュリティに関する具体的な事例と、対応するソリューションに関する情報発信を行いました。
 レガシーOS保護に課題をお持ちの方や、工場新設に伴いセキュリティ対策を検討されている方、ツールの導入に伴う管理負荷を懸念する方などがミニセッションにご参加いただき、その後、当社ブース内でOTセキュリティに関する情報収集をしていただきました。

パートナーとの持ち回りによるミニセッション

ミニセッションのタイムスケジュール




今後の展開

 7月の東京開催に引き続き、今回の「ものづくりワールド大阪」においても、製造現場のデータを活用・分析して生産性向上を図る取り組みが増えており、工場内のデータの安全性を確保したいというニーズが把握できました。また、法規制やガイドラインへの対応から、出荷物の検査を強化し始める企業もあります。
 展示会直前にも、大手製造業がサイバー攻撃によって受発注や出荷停止など事業継続が脅かされる事件が起こり、セキュリティ意識の高まりがうかがえました。
 KELはデジタルエンジニアリングによる製造業DXの知見を有するとともに、その両輪で必要となるOTセキュリティに関しても、アセスメントから運用フェーズに至る一連のライフサイクルを総合的にご支援できます。「製造業DX」および「OTセキュリティ」を同時に取り組みたい企業様は、ぜひ当社にお声がけください。
 最後に、当社ブースにお立ち寄りいただきました多くの皆さまに、この場を借りて厚くお礼申しあげます。