営業の基本は考える力と会話力。状況に応じた最良の提案により「顧客第一主義」を実践。

お客様の依頼を「こなす」から「読み取る」へ。仕事の難易度が増すごとに営業としての成長もある。

私の担当する、銀行・保険・証券会社等の金融業のシステムは多岐に渡ります。金融のお客様のシステムを担当するということは、企業の信用に係わるため、シビアな要件をクリアする必要があり、また厳しい要求も多いですが、その分堅牢なシステムを提供しているというやりがいも大きい仕事です。今でこそお客様のニーズに合わせた提案が出来るようになりましたが、入社後の数年間はお客様からの依頼をただこなすことに精いっぱい。先輩のお客様とのやり取りを見よう見まねで話すばかりで要点を捉えきれず、上司にも多くの迷惑を掛けていました。
お客様の考えや要望を会話の中から読み取れるようになった頃、難易度が高く営業手腕が試される新規分野のお客様の担当に変わり、社内から求められるレベルが高くなったと感じました。これまでの営業手法が通用しない新しい領域をどのように攻略するか、どう仕事を進めていけばよいか、日々壁にぶつかる中、お客様が求めていることは何かを考え抜くことで、少しずつ壁を乗り越えてきた気がします。
この時期にお客様や社内の方の意見を聞き、様々な経験を積み、ものの見方や考え方、仕事の進め方が変化したと感じます。例えば営業には情報収集力が必要ですが、情報は見聞きしただけでは言葉や文字の羅列に過ぎません。整理して、徹底的に考えて行動することではじめて仕事になるということを、難易度の高い仕事と向き合うことで実感しました。

営業は提案プロジェクトの最前線情報を収集し最適な方向性を示唆するのが仕事。

大手金融業のお客様を担当していると、大手メーカー系SIerや1万人規模の企業などが競合相手となることも珍しくありません。それに比してKELは会社規模こそ小さくなりますが、企画提案力は勝るとも劣らないと自負しています。重要なのは、お客様の情報や潜在的ニーズをいかに引き出せるかの会話力です。KELの強みは、コミュニケーション力に長けたメンバーが揃っていること。営業はそのメンバーの中でお客様への提案の最前線として、より長けたコミュニケーション力や調整能力を求められます。お客様からの依頼内容を深く理解した上で、その時々の状況に応じて最良の提案を行うことが、KELの企業理念である「顧客第一主義」につながると考えています。よくないのは出来ると答えて実現出来ないことです。出来ない約束はしない。当たり前のことなのですが、最初は「出来ません」とはなかなか言えないもので、こうした対応が出来るようになるのも経験の積み重ねだと思います。
入社以来、金融業を担当する営業一筋でやってきましたが、未だ志半ばといったところです。目下の目標はこれまでの経験を活かして結果を出すこと。KELに金融営業部門ありき、金融機関向けシステム業界にKELありきと言われるように、自分の仕事をKELの中でさらに重要なポジションへと押し上げていきたいと思っています。

オフタイム

ONとOFFのメリハリが大事だと思っています。私は朝型なので、だらだら残業をせず、睡眠をきちんととることを心掛けています。そして休日は、仕事を忘れて没頭出来る趣味を持つこと。旅行や読書も好きですが、入社時の上司と家が近く、半強制的に始めたゴルフがいつしか趣味に変わっていました(笑)。ゴルフは一日行動を共にするので相手の性格も分かり、お客様とも親密になれるんですよ。
(写真は旅行先にて)

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キャリアステップ

2003年4月(入社1年目)
第三ソリューション営業本部(金融営業部)
OJT担当の下、営業として金融業のお客様を担当。ITシステムの提案を行う。
2005年4月(入社3年目)
第一ソリューション営業本部(金融営業部)
金融系大手システム・インテグレータのお客様を担当。初めて大口取引先の主担当となる。
2012年4月(入社10年目)
第四ソリューション営業本部(金融営業部)
大手信託銀行を担当。銀行合併の様々なプロジェクトを経験。
2014年4月(入社12年目)
第四ソリューション営業本部 第二営業部 チームリーダー
KELのシェア拡大を目指すお客様を担当。新規分野のビジネスを手掛ける。

プロフィール

神戸出身であり、神戸に由来のある商社兼松の関連会社であるKELを就職活動で知り、安定した経営、IT×商社の要素に魅力を感じKELに入社。営業職として、当初から金融業のお客様を担当し、現在は大手金融機関に対するシステムの提案が中心。

心に残るお客さまからのひとこと

「買います!」

やはり常に一番うれしいのはこのひとことです(笑)。それから、当たり前のようですが、「ありがとう」という言葉かもしれません。一緒に一大プロジェクトを遂行出来た時などに、感謝の気持ちを表現していただいたのはうれしかったですね。

※内容は取材当時(2015年2月)のものです。

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