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日本特殊陶業株式会社様(導入事例)

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ベンダー

4500台のクライアントが接続する高速基幹LANを構築
全体平均でも9倍もの高速化と月660万のコスト削減を達成

日本特殊陶業では、ネットワークおよびサーバーの高速化、耐障害性の向上、管理コストの削減などを主な目的に、ネットワーク再構築の検討を2001年末頃より開始しました。7社が参加したコンペの中で、最も重要な位置づけとされる社内基幹ネットワークの構築ベンダーとして、日本特殊陶業が選択したのが KELでした。2002年6月に実際の構築がスタート、2003年1月より移行作業を実施し、2003年6月に小牧工場と本社での移行作業が最終的に終了しました。新しい社内基幹ネットワークの稼動で、全体平均で9倍もの高速化と月660万円のコスト削減を達成すると共に運用管理面も大きく改善されたといいます。ネットワーク再構築を担当された同社情報システム部の部長代理 宮田明和氏、主任 掛布晋一氏、千々岩徹氏、田村栄作氏の 4氏にお話しを伺いました。

情報システム部
部長代理 宮田明和 氏

主任 掛布晋一氏

千々岩徹 氏

田村栄作 氏

導入前の問題点

高速化、コストの削減、耐障害性の向上などを目的にネットワークを再構築

日本特殊陶業が以前に社内ネットワークを構築したのは1996年のことでした。再構築を検討し始めた2001年11月の時点には、通信量の増大から帯域が非常に圧迫されると共に、各種サーバーやアプリケーションが追加されていく中で、インフラであるネットワークが追いついていないという状況になっていました。こうした中で、新構築するネットワークでは、高速化、今後5年間は十分に活用できる高い柔軟性、ネットワーク管理に掛かる手間とコストの削減、耐障害性の向上、さらにセキュリティの強化を大きなポイントとして、以下の4点についての見直しを行いました。

・本社と小牧工場のLANの再構築
・各地の工場や子会社を結ぶWANの再構築
・インターネット環境の再構築
・ネットワーク全体におけるセキュリティポリシーの確立

という4点でした。

KEL製品(ソリューション)採用理由

想像の域を越えた対応を高く評価し、最重要の基幹LAN構築にKELを選択

中でも、約4500台のクライアントが接続し、最も大規模となるLANの再構築は、2001年11月より検討を開始し、7社のベンダーが競合する中での選択となりました。

この際の経緯について、掛布氏は、「当初、KELとは取引関係がなく、正直期待していなかったのですが、選考に入ると評価は一変しました。説明と対応に非常に熱意があり、また確かな技術に裏打ちされた豊富な構築実績を知って評価が変わり、3社が残った第2ステップで各社に行ってもらったネットワーク診断の際、KELの対応は我々の想像の域を越えていました」と語ります。

続けて掛布氏は、「持ち込んだネットワーク診断機器の台数の多さに加え、高いスキルを持った技術者が張り付いてさまざまな検査を実施してくれました。そして診断書では、問題点の把握と的確な改善提案が非常に充実していた。これだけの熱意と誠意を持ち、技術力の高さも申し分ないのであれば、当社の基幹ネットワークを任せても安心だということで、最終的に KELを選択したのです」と言います。

加えて、実際の提案内容について、掛布氏は、「LAN再構築の目的の一つに、基幹ネットワーク配下の部門ネットワークを基幹系に影響させずに開放するというものがありました。これに対し、KELの提案は、 ”停止しないネットワーク”のために、冗長化による経路制御(通常時は物理的なルートを行い、相互干渉しない)手法を採用していました。中でもシスコ製品の特徴を活かした上でのバックボーンの冗長構成案と経路制御による負荷分散という方法は特徴的で、コア、ディストリビューション、アクセスという3階層での冗長構成案を提示し、適切な帯域制御によって信頼性を高める工夫をしていました」と前置きし、次のように解説します。「一般的な冗長構成では、一方の機器のバックアップ用システムは障害発生時までは待機状態です。これに対しKELの提案は、通常時から二重化したそれぞれの機器にあらかじめトラフィックを一定割合で分散させて、片方の機器への負荷集中を避けると共に、一方の機器にトラブルが発生した場合も他方がそのまま稼動を続けるため、バックアップ機器への切り替えが失敗するといった冗長構成にあってはならないトラブルを回避できるのです。旧ネットワークもコアルータの一般的な冗長化を行っていたものの、過去のトラブルの際に切替に失敗していたことがあったため、この提案はプロジェクトメンバーから非常に高い評価を受けました」

千々岩氏も、「KELの提案は、高い技術力を土台に、一つ一つの事象に関して的確な説明で、我々の問いかけに、自信を持って的確な回答を返してくれました。ここで、分量や内容が不足していたり、回答にあいまいな点が多かったりすると、とても基幹LANの構築を安心して任せる気にはなれません」といいます。また、もう1つの評価点としてプレゼン時の対応を挙げます。今回、再構築を担当したメンバーの1人である千々岩氏もネットワーク業務に従事してから日が浅く、ネットワークに関しては未知な用語も少なくなかったのです。

「その際、KELは、我々の立場に立って逐一、解説してくれるなど、我々が納得いくまで徹底した説明をしてくれました」と語ります。

2001年11月より、約1ヵ月半を掛けたベンダーの選定が終了し、その後、2002年からはセキュリティポリシーの策定などを進めた後、正式にKELが基幹LANの構築ベンダーとして契約。 2002年6月より小牧工場、ついで本社でネットワークの再構築がスタートしました。そして約半年を掛けて調査、仕様の作成、詳細設計などを行うと共に、毎週の定例会を通じて技術解説などの情報交換を繰り返しました。構築の過程で問題が発生すると、定例会で日本特殊陶業とKELのメンバーが徹底した議論を重ねて解決の方策を探りました。こうして2003年の春先に小牧工場での移行作業が終了、そして最終的に本社側の移行作業が終了したのが6月のことでした。このように、徹底した調査や仕様設計、情報交換を繰り返し行ったことで、本番移行時から ほとんどトラブルとは無縁の安定稼動を実現しています。

導入効果

全体平均で9倍もの高速化と月660万円のコスト削減
運用管理面も大きく改善

こうして稼動を開始した日本特殊陶業の新しい基幹LANですが、その再構築後の効果について、情報システム部の部長代理 宮田氏は、「再構築の最大の課題としていたネットワークの高速化という課題に対しては、ギガ・ビットEthernet化を図ったことで9倍もの高速化を実現すると共に、コスト面でもネットワーク再構築全体の効果として月額660万円の削減を達成する見込み」と成果を強調します。

これに加えて、一度、機器のトラブルが起こった際も、冗長化システムによって適切なバックアップが働き、ネットワーク自体が停止することはなく、ユーザーサービスに支障をきたす事は一切ありませんでした。「まさに真の意味でのノンストップ・ネットワークが構築できた」(宮田氏)と高く評価されます。

田村氏は、「これまで当社では、システムの構築や管理をベンダー任せにしている部分が多かった。そのため簡単なシステム改善の要求を出しても、その回答が返るまで数日待たされることもあり、それが普通と考えていた。しかし、KELの場合、すぐその場で対応してくれるなど、レスポンスの速さには驚いている」と語ります。

ネットワーク構築は、構築時点で終わりではなくその後の運用・管理が不可欠です。その際に、ネットワーク内にブラックボックスの部分が存在しているとユーザー側は管理・運用面で支障を来たす場合もあります。そこで日本特殊陶業では、ネットワーク再構築の際にさまざまな管理ツール、特に障害検知システム(NMS)を導入し、KELから操作や機能について詳細な説明を受けて自社での管理を実行することで、そうした不安を解消しています。

同社では以前、ユーザーからの問合せでトラブルの発生を知るといったケースも多く、そのため初動も遅れがちで、復旧にかなりの時間を要したり、ベンダーに依存しなければ手が付けられないということもあったといいます。しかし現在は、ネットワークの状況を自分達で常に把握すると共に、障害時には即座に検知して自動通知される仕組みを整備したことで、素早い対応が可能となり、また、万が一の障害発生時にも自分達で切り分けとある程度の対応ができるので、「運用管理面の改善に大きく貢献している」と効果を強調されます。

今後の展開

初めての大仕事で期待に見事にこたえる

これまでまったく取引のなかったベンダーに企業の基幹LAN再構築を任せるというのは、日本特殊陶業にとって大きな決断であったわけですが、KELはその期待を裏切ることなく、同社との密なコミュニケーションを積み重ねることによって要求に応えてきました。宮田氏は最後に、「今後も、鹿児島にある宮之城工場のネットワーク再構築をはじめ、東京営業所などの主要な拠点、伊勢工場などの再構築も順次行っていく予定ですが、これらのネットワーク構築についても、KELは構築をお任せする最有力のベンダーであると考えている」と語ってくださいました。

プロフィール紹介

世界のトップブランド「NGK」

日本特殊陶業は1936年に創業し、「NGK」ブランドとして知られるスパークプラグで世界のトップシェアを誇ると共に、酸素センサ、ノックセンサなどの幅広い自動車部品を開発してきました。また、もう1つの事業の柱である「NTK」ブランドのセラミック関連事業では、切削工具をはじめ、各種産業用セラミック製品が産業機器、電力関連設備から鉄道車両、家電製品へと活躍の場を拡げています。近年は人口骨といったバイオセラミックスの医療分野、さらにはオゾン発生装置や湿度計・風速計などの環境分野などについても意欲的な取り組みを行っています。このほか、情報通信関連事業として、マイクロプロセッサ用のPGA(ピングリッドアレイ)をはじめ、各種ICパッケージやサーマルヘッド用グレーズ基板など、半導体部品、電子部品でも豊富なラインナップを揃えています。

社名日本特殊陶業株式会社
設立1936年10月
社員数5,324人(2004年3月現在)
資本金47,869百万円(2004年3月現在)
所在地愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14-18
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