Case
株式会社セゾン情報システムズ様(導入事例)

キーワード
導入事例
エンタープライズ・ストレージ
バックアップ・DR
クラウド
ベンダー
NetApp
Hewlett Packard Enterprise

ミッションクリティカルな基幹業務システムの構築、
運用を使命に展開するクラウド型ホスティング
サービス「SAISOS」
さらにNetAppとNetVaultで複数ストレージ間の柔軟なバックアップ環境を実現

 1970年の設立以来、流通小売業、クレジットカードビジネスをはじめとする幅広い分野でミッションクリティカルな情報システムの構築・運用を担ってきた株式会社セゾン情報システムズ様。同社では、HP 3PAR StoreServを軸としたクラウド型ホスティングサービス『SAISOS(サイソス)』の流通業向け基盤システムを構築。2012年からKELとともにNetVaultBackupおよびNetAppによりバックアップシステムを拡張し、より信頼性の高い基盤システムの運用を実現しています。導入の背景とその効果について、流通サービスシステム事業部の方々にお話を伺いました。

 セゾングループの情報システムを担う専門部隊として1970年の設立以来、流通小売業、クレジットカードビジネスをはじめとする幅広い分野で多くのお客様の情報システムの構築・運用に携わるセゾン情報システムズ様。大手クレジットカード会社のシステム開発から運用までを担ってきた実績を活かした金融ビジネスソリューションをはじめ、小売業向けクラウド型サービス『STORES』に代表される流通サービス統合ソリューション、人事・給与業務トータルアウトソーシングサービス「Bulas」、通信基盤ミドルウェア『HULFT』の提供を通じて、お客様のビジネスおよび社会の基盤を情報システムの側面から支援し続けています。

 これらの事業を展開する上で同社が常に掲げる使命は、『お客様のミッションクリティカルな基幹業務システムの構築・運用』です。2010年に金融業向け、2011年に流通業向けに開始したクラウド型ホスティングサービス『SAISOS(サイソス)』は同社のミッションを色濃く反映したサービスの代表格であり、ライフサイクルを意識しないインフラ構築、システム運用管理者の業務負荷の軽減、安全かつ確実により安価に実施できるBCP対策など、お客様のシステム部門が抱える課題を解決し、消費者インフラを支える高い信頼性を担保する、ミッションクリティカル・クラウドです。

 『SAISOS』の特徴について、流通サービスシステム事業部システム一部の今野達矢部長は「お客様のニーズに合わせて、レイヤーごとにサービスレベルを選べるオーダーメイド型サービスであること、仮想I/O制御専用基盤による個々のお客様やシステム単位で帯域保証できる仕組みが特徴です。現在、全日本空輸株式会社様をはじめ、多くのお客様にご活用いただいています」と語ります。サービス開始以来、好評の『SAISOS』では、流通業向け基盤システムの拡張を2012年に実施。KELとともにNetVault BackupおよびNetAppによるバックアップシステムを構築し、さらに多様なサービス提供を実現しています。


(写真)流通サービスシステム事業部 システム一部 部長
今野 達矢 氏

ポイントは、NetAppとメインのHP 3PAR StoreServとの接続
KELのマルチベンダーの技術力を最大限に発揮

 2011年10月に提供開始した流通業及びその他業種向け『SAISOS』は、サービスを支える基盤に『HP 3PAR StoreServ』ストレージを採用し、“99.95%” の稼働率を保証しています。まさにミッションクリティカルな顧客ニーズに応える高品質なサービスを実現しており、システム拡張に際しても、サービスを停めない高可用性が求められました。
「キーワードは『活性保守』と『マルチテナント』です。無停止でメンテナンスが可能なこと、複数ユーザーが同時に利用してもサービス品質を低下させないことが絶対条件でした」(今野氏)

 ファイルサービスやバックアップ環境の強化にあたり、機器の選定に携わった流通サービスシステム事業部システム一部システム三課の河原慎吾氏は、次のように語ります。「ミッションクリティカルな環境を維持するためには、メインとなるHP 3PAR StoreServの性能を最大限に発揮させつつ、シームレスな連携を実現することが必須でした」
 河原氏は複数のベンダーに提案を依頼。限ら れた予算の中で優れたパフォーマンスを実現するために、『活性保守』と『マルチテナント』をキーワードに検討開始しました。通常であれば、基本設計や詳細設計で精査する保守の手順についても、最初の要件に加え、単なるハードウェアの提案ではなく、活性保守をどう実現させるかを選定の大きなポイントとしました。

 そして、複数の提案を検討した結果、KELが提案したNetAppによる構成がベストバランスであると判断しました。「やはり、一番の課題となったのは、プライマリーであるHP 3PAR StoreServ ストレージとどう連携させるかという点でした。そうした中でKELは、どの部分が競合するのか、どうすればそれを回避できるのか、非常に丁寧に説明していただきました。やはり、複数のベンダーのストレージを扱うKELのノウハウは頼りになりました」(河原氏)  さらにKELがリーダーシップをとり、HP社とKEL、セゾン情報システムズ様の3社の技術者同士による勉強会を開催したことも大きかったといいます。

 流通サービスシステム事業部システム一部システム三課の守田治彦氏も次のように評価します。「NetAppそのものは別のベンダーも提案していました。KELの場合、HP 3PAR StoreServとの親和性に対して非常に誠実に対応していただき、そこが決め手でした。ストレージ以外にもサーバーやネットワーク、FCスイッチなども高い技術を持っているので、我々にとって大きな安心材料でした」


写真上:流通サービスシステム事業部
システム一部 システム三課
守田 治彦 氏

写真下:流通サービスシステム事業部
システム一部 システム三課
河原 慎吾 氏

複数のストレージ環境をNetVaultで連携させ、スムーズかつ正確にバックアップ

 わずか2ヵ月足らずという構築期間だったものの、構築・導入はスムーズに実行され、新たにNetApp2台を加えた『SAISOS』の基盤システムは、それまでのミッションクリティカルな性能をそのままに、より機能的かつシームレスなバックアップ環境を実現しています。以前にKELが提案したESXサーバー上のNetVault Backupを介して、Disk to Disk、Disk to Disk to Tapeのバックアップを可能とし、お客様のニーズに合わせて選べるようになっています。また、NetAppについては、SnapMirror機能を活用した二重化構成としています。河原氏は「複数のストレージ環境にも関わらず、NetVault Backupとの連携により、信頼性が格段に上がった」と話します。また、河原氏はNetAppについて「予想した以上にパフォーマンスが良いので、VMwareも一部稼働しています。顧客拡大にもつながり、コストメリットも生み出せていると思います」とその効果を語ります。

 こうした効果の背景には、設計から構築、サポートに至るまで、KELの技術者と密にレビューをやり取りしたことが大きいといいます。導入作業も夜中のわずか2時間という保守時間帯に行わなければならず、事前にKELと詳細について検証を繰り返し、問題なく実施できたといいます。さらに運用手順書をKELが作成し、運用負荷を最小限に抑える工夫がなされています。
 「やはり、我々のコンセプトをKELに理解していただいたことが今回の成功の肝だと思っています。なぜ、我々が『活性保守』『マルチテナント』にこだわるのか。ベンダーの立場ではなかなか理解いただけない中、KELは我々と同じ視点に立って、最適なストレージを提案してくれた。非常に良いパートナーシップが組めたと思っています」(今野氏)

今後も信頼できるプロとしてKELの技術力に期待

 導入以来、大きなトラブルもなく順調稼働しており、HP、NetApp両社と連携した強固な保守サービスを提供しています。今後、お客様の増加に合わせたシステムの拡張計画に加えて、新たなサービスメニューの開発は流通サービス事業部のミッションのひとつでもあります。「近年、セキュリティに対する要求はさらに高まっています。企業のセキュリティ監査も厳しくなっており、監査用の証書といったニーズも増えてきています。そうした部分でもKELのノウハウを提供していただければと思っています。ニーズがあるということは、我々もそこにタッチしていければ、ビジネスとして期待できます」(守田氏)

 また、河原氏は「ライセンスの購入方法など、どうすればコストメリットが高いかなど、『SAISOS』を深く知るKELならではの提案を期待したい」と語ります。そうすることで、お客様への新たな付加価値の提供へとつながる可能性も考えられます。最後に今野氏は「SE集団である我々が知り得ないような、海外の製品やソリューションなど、先進的で確かな“プロ”としての提案、技術力をKELに期待したい」と語ってくれました。

プロフィール紹介

社名株式会社セゾン情報システムズ
本社所在地東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 21F
設立1970年9月
社員数1,258名(2014年3月末現在 連結)
773名(2014年3月末現在 個別)
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